[答626] 正方形の辺の長さ
[答626] 正方形の辺の長さ
1辺が 7 の正方形ABCD があって、
正方形DEFG を、頂点Cが辺EF上,頂点Bが対角線GEの延長上 にあるように描きます。
このとき、正方形DEFG の1辺の長さは?
[解答1]
複素平面上で、B(0),C(7),D(7+7i) とし、有向線分DE を -a-bi (a>0,b>0) で表せば、
有向線分DG,EF は (-a-bi)i=b-ai で表されるから、E(7-a+(7-b)i),G(7+b+(7-a)i) です。
有向線分CE は 7-a+(7-b)i-7=-a+(7-b)i で、有向線分EF は b-ai で表されるから、
(-a):(7-b)=b:(-a) 、a2=7b-b2 、a2+b2=7b です。
また、B,E,G が一直線上にあるから、
(7-a):(7-b)=(7+b):(7-a) 、49-14a+a2=49-b2 、a2+b2=14a です。
よって、7b=14a 、b=2a となって、a2+4a2=14a 、a=14/5 です。
求める長さは、DE=|-a-bi|=√(a2+b2)=√(5a2)=a√5=(14√5)/5 です。
[解答2]
四角形BCDEで、∠CDE+∠EBC+∠BCD=∠BED 、∠CDE+∠EBC+90゚=135゚ 、
∠CDE+∠EBC=45゚ です。
∠CDE=α,∠EBC=β とすれば α+β=45゚ です。
DC と EG の交点を H とすれば、EH は ∠DEC の二等分線なので、DH:HC=DE:EC=1:tanα 、
HC/DC=tanα/(1+tanα) 、また HC/DC=HC/BC=tanβ だから、
tanα/(1+tanα)=tanβ 、tanα=tanβ+tanαtanβ になります。
また、tan(α+β)=(tanα+tanβ)/(1-tanαtanβ)=1 だから、tanα+tanβ=1-tanαtanβ 、
tanα+tanβ+tanαtanβ=1 、2tanα=1 、tanα=1/2 、cosα=2/√5 です。
よって、DE=CD・cosα=7・2/√5=14/√5 になります。
[解答3]
△DEC≡△CPB≡△BQA≡△ARD となるように、正方形ABCD内に 点P,Q,R をとります。
EC=PB で、△PBE∽△DEG だから、△PBEは直角二等辺三角形で PB=PE です。
また、PB=EC だから、△DEC=△CPB=△BQA=△ARD=正方形EPQR 、
DE=2EC だから、正方形DEFG=4△DEC=4・(正方形ABCD)/5 、
1辺の長さはその平方根で、 DE=2・AB/√5=14/√5 です。
[解答4]
∠BED=∠CEB=135゚ ,∠EBD=45゚-∠EBC=∠ECB だから、△BED∽△CEB になり、
BE/CE=ED/EB=BD/CB=√2 になります。
BE/CE=√2 ,ED/EB=√2 を辺々乗じて、ED/CE=2 、CE=ED/2 になり、
ED2+CE2=(5/4)ED2=49 、ED=14/√5 になります。
[解答5] たけちゃんさんの解答より
∠BGD=45゚=(1/2)∠BCDで,直線BDに関して C,G が同じ側にあるから,
Gは Cを中心とし B,D を通る円上の点であり,CD=CG より,CはEFの中点.
CE2+DE2=(5/4)DE2=49 より,DE=14/√5 .
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