[答1258] 4元連立方程式と式の値
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[答1258] 4元連立方程式と式の値
p+q=43 ,p/x+q/y=160 ,p/x2+q/y2=597 ,p/x3+q/y3=2228 のとき、
px+qy=? px2+qy2=? px3+qy3=?
[解答1]
(p+q)(p/x2+q/y2)-(p/x+q/y)2=43・597-1602 、pq(1/x-1/y)2=71 になり、
(p/x+q/y)(p/x3+q/y3)-(p/x2+q/y2)2=160・2228-5932 、pq(1/x-1/y)2/(xy)=71 になり、
(p+q)(p/x3+q/y3)-(p/x+q/y)(p/x2+q/y2)=43・2228-160・597 、pq(1/x-1/y)2(x+y)/(xy)=284 、
よって、x+y=4 ,xy=1 で、x2+y2=(x+y)2-2xy=14 ,x3+y3=(x+y)3-3xy(x+y)=52 です。
また、xy=1 より、p/x+q/y=160 ,p/x2+q/y2=597 ,p/x3+q/y3=2228 は
分母を払うと、py+qx=160 ,py2+qx2=597 ,py3+qx3=2228 になります。
px+qy=(p+q)(x+y)-(py+qx)=43・4-160=12 、
px2+qy2=(p+q)(x2+y2)-(py2+qx2)=43・14-597=5 、
px3+qy3=(p+q)(x3+y3)-(py3+qx3)=43・52-2228=8 です。
[解答2]
f(n)=pxn+qyn とおけば、
f(0)=43 ,f(-1)=160 ,f(-2)=597 ,f(-3)=2228 で、f(1),f(2),f(3) を求めることになります。
f(n+2)-(x+y)・f(n+1)=pxn+2+qyn+2-(x+y)(pxn+1+qyn+1=-pxn+1y-qxyn+1)=-xy・f(n) 、
f(n+2)=(x+y)・f(n+1)-xy・f(n) になります。
n=-3,-2 を代入して、f(-1)=(x+y)・f(-2)-xy・f(-3) ,f(0)=(x+y)・f(-1)-xy・f(-2) 、
160=597(x+y)-2228xy ,43=160(x+y)-597xy 、これを解くと、x+y=4 ,xy=1 ですので、
f(n+2)=4・f(n+1)-f(n) になります。
n=-1 を代入して、f(1)=4・f(0)-f(-1)=4・43-160=12 、
n=0 を代入して、f(2)=4・f(1)-f(0)=4・12-43=5 、
n=1 を代入して、f(3)=4・f(2)-f(1)=4・5-12=8 になります。
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